被験体G
五百扇一春;白井悠介
主人公が目覚めたのは、どこかの病室のような部屋のベッドの上。
ベッドの横には主人公の様子を心配そうに見ている青年が。主人公が名前を聞くと、彼は五百扇 一春(いおぎ いちはる)、主人公のカウンセラーだという。
一春は、主人公は大変な事故で記憶を失ってしまったというのだ。一春の役目は、主人公の心身に負担をかけず、少しずつ記憶を取り戻していくことだという。
主人公への好意を隠さない一春。彼と話しているのは心地よかった。まるで普通の恋人同士のような生活が始まった。
一春は主人公の喜ぶことをしてくれる……いや、それしかしない。一春の行動に不審を覚え始めた時、とあるきっかけで一春の様子が変わり……?
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おとどけカレシ —More Love— Vol.1 瀬戸 仁
瀬戸仁;木村良平
恋人派遣サービスを行うBLOSSOM社で、人気NO.1のおとどけカレシとして働いていた仁。
しかし、顧客であったアナタと本物の恋に落ちた仁は、それをキッカケにBLOSSOM社を退職したのであった。
その後、仁は教師になる夢を叶えるべく大学に通い始め、
夜は知り合いのBarで働くという生活を送っていた。
もちろん、恋人同士となった二人の日々は、甘い幸せに満ちあふれている。
――そんなある日、仁の携帯に一本の連絡が入る。
相手は、BLOSSOM社のオーナー桜川だった。
桜川から呼び出しを受けた仁は、とある依頼を受ける。
それは「もう一度おとどけカレシとして働いてほしい」というものだった。
BLOSSOM社が経営難に陥っていることを説明されるものの、
アナタという恋人がいるため、きっぱりと断る仁。
しかし、桜川は「相手はお前の恋人でいい」と言い出して――
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おとどけカレシ Vol.4 御国海斗
御国海斗;八代拓
アナタが仕事から帰宅していると、突然、一台の車が目の前に停まった。
中から現れたのは、端正な顔立ちをした見知らぬ青年。
「遅いじゃねぇか。俺を待たせるなんて生意気。
お前が遅いから迎えに来てやった。光栄に思えよ」
初対面から偉そうな態度で接してくる相手に警戒心を覚え、
通り過ぎようとしたところ、自分は「御国海斗」だと名乗るカレ。
聞き覚えの無い名前に、困惑してしまうアナタ。
「お前、もしかして、自分が恋人レンタルサービスを利用してるってわかってねぇのか……?」
正体を問うと、カレはBLOSSOM社から派遣された『おとどけカレシ』だというのだ。
BLOSSOM社は、女性を顧客に恋人派遣サービスを行う今話題の企業らしい。
そんなものを予約した覚えがないアナタだが、
やがて、酔った勢いで「懸賞に応募しておいた」と連絡してきた友人の仕業だと発覚する。
「手違いの予約だったとしても、この俺と過ごせるチャンスなんて二度とねぇぞ?
お前がどうしてもって言うなら、一週間相手してやってもいいぜ」
高圧的で俺様な海斗に嫌悪感を覚えるアナタ。
しかしキャンセルするには莫大な違約金がかかると言われてしまい、
仕方なく、海斗と一週間限定の恋人契約を結ぶが……
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おとどけカレシ Vol.6 真中壱
真中壱;興津和幸
大学生のアナタが、授業を終え帰宅しようとしたところ、
大学の門前で女子生徒に囲まれている一人の男性を見つける。
大勢の女子生徒の誘いを、爽やかな微笑みと落ち着いた口調で断る男性。
「気持ちは嬉しいけど、ごめんね。彼女を迎えに来たから……」
そんな中、カレはアナタの姿を見つけると、微笑んで近寄ってくる。
「授業が終わった頃かなと思って、迎えに来たよ。さあ車に乗って」
真中 壱と名乗るその男性は、アナタに対してまるで恋人のように接してくる。
正体を問うと、カレはBLOSSOM社から派遣された『おとどけカレシ』だというのだ。
BLOSSOM社は、女性を顧客に恋人派遣サービスを行う今話題の企業らしい。
そんなものを予約した覚えがないアナタだが、やがて友人が勝手に予約していたことが判明。
カレから「友達の好意なんだから素直に受け取っておくべきだ」といわれたアナタは、
戸惑いながらも、壱と一週間限定の恋人関係を始めることに……
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☆ 恋病 ~ブックカフェにて~
☆ SWEET×SWEET 三笠総司
総司;茶介
同棲を開始して3日後に仕事で日本を発ってしまったあなたの恋人の総司。
多忙な彼を心配しつつも、ひとりの部屋に帰るのはちょっと寂しいなと思い始めた頃、総司が中休みを取って数日帰国することが決定した。
帰国した連絡を受けて急いで帰ると、玄関で待ち構えていた総司がハグして出迎えてくれる。
お互い寂しかった気持ちを囁き合いながら迎えた夜は――
特典
・メイト「初めての経験」
・ステラ「浴衣の裾と彼の膝」
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