幻妖綺~猫ノ贈リモノ~
雪邑;岡本信彦
古都に棲む名家の令嬢である貴女――
高熱により一時的に目を患い、
静かな岩倉の別邸で療養をすることになった。
そこで、貴女に仕える執事≪雪邑(ゆきむら)≫に出逢う。
彼の気遣いのおかげで、穏やかなひと時を過ごしていた。
しかし、ある満月の夜――
自らを≪猫又≫だと語る艶美(えんび)な妖(あやかし)が現れ、
貴女を翻弄する......。
雪が降りしきる静かな世界で繰り返される、儚く優しい物語――
一時的に目が見えなくなった主人公が別荘で静養するお話。
穏やかな低音と、ちょっとやんちゃな感じの低音が楽しめる良作でした。
岡本さんの声はツンツンから、激甘までどのタイプでも透き通ってる感じがして大好きです。
お話もせつなめ要素を盛り込んだストーリー性のあるもので
やっぱり好き。
このシリーズ、ハズレないなぁ。。。